改善策を検討する際の基本となる改善視点ECRSをご紹介します。
Eliminate・・・排除
Combine・・・結合・分離
Rearrange・・・入替・代替
Silmplity・・・簡素化(システム化及び自動化含む)
以上の頭文字を取り改善視点のECRSです。この4つの視点を基本軸において検討を進めると改善策も見つけやすくなると思います。上から順番に検討していくのがベターです。
そしてさらに5つの視点で業務掘り下げてを見ていきます。
①機能設計・追加
やるべきなのにやれていないことはないかどうか。つまり強化する箇所です。
②余剰・過剰・重複の排除
不明確な目的の仕事はないか。やめても差し支えない業務はなくしましょう。
企画等の業務は手戻り等の時間ロスを防ぐため「要件」「方向性」をしっかり定義。
③集中・分散・権限の見直し
業務分担の見直しや外部委託の検討。
定型型の業務は賃金の低い人に業務移管しコストの削減も図る。
④基準化・標準化・システム化
マニュアル作成等で担当者でしか対応できない業務をなくしていきます。
判断が必要になる業務は判断基準を明確化します。
⑤意欲・スキルアップ
エクセルやパソコン等の勉強会も効果的です。
これまでに見てきた業務そのものの改善にとどまらずルールの改善も十分に検討しましょう。
例えば情報の共有化を社内で意識するのは効果的です。
「過去の情報をきちんと蓄積させ、必要なタイミングすぐ取り出せる環境」を作るだけでもやるとやらないでは大きな差が生まれます。発生頻度の低い業務だと尚更効果的です。