諸行無常のビジネスシーンにおいて、経営者の意志決定が重要であるのは言うまでもありませんが、その意志決定をするにあたり十分な情報を得ず、手元の情報を分析もせずに自分の知っている範囲内での合理的な推論で行っているケースは意外と多いものです。
では、なぞそんな重要なことを安易に行っているのでしょうか?
それは、無意識のうちに目先の利益に追われ、長期的な戦略をおろそかにしているからだと思われます。
つまり、無意識のうちに視野が狭い状態に陥っています。
この無意識の状態により、「新しい技術の出現」「顧客の志向の変化」「政府の動き」「競合の動向」などを察知する感覚を鈍らせています。
このままの状態でいると環境の変化に対応できる能力が備わらないままではなく、「時代遅れ」の人となってしまいます。
「学習障害の組織」に陥る、負の連鎖・・・
人は自分の持っている情報に基づき、その範囲内での合理的な意志決定をするが、その決定をするために十分な十分な情報は持っていない場合が多いのです。
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にも関らず、自分に都合の良い決断をする。
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未来のことに対しては心を閉ざす傾向がある。
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「気づき」がない状態に陥る。
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「学習障害」の状態となる。
このような状態にならないためにも、前頁で述べた「学習」を継続的にしていかなければなりません。