何かをしようとしてうまく行かないとき、もっとやりようがあったと思うときなど、行き詰まりを迎えた際にとった行動を振り返り、自己がどのように現実の状況を認識し、推論して結論を出したかを検証することは大きな学習に繋がります。
状況認識から行動に至るプロセスがどのように展開するかを「はしご」のように段階を追って示すものを「推論のはしご」といいます。
例)
行動・・・・・・傘を持つ
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信念・・・・・・「燕が低く飛んだから雨が降る」
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結論・・・・・・傘を持つべき
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前提・・・・・・湿度
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解釈・・・・・・湿度が高いから燕は下に降りてきた虫を狙う
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認識・・・・・・燕が低く飛ぶ
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現実
しかし、行動を繰り返すうちに暗黙の前提となり、全体を見ずに勝手な解釈をしてしますことがよくあります。
短い時間でよく考えすに反射的に結論付けてはダメなのです。
初心に返り、その問題と初めて当たったときのようによく考えることが大事です。
なぜなら、こうすることにより、他の事実にも気づきやすくなるからです。
人は目標や行動の理想はきれいにまとまっていても実際の行動が伴わないことはよくあります。それほど自分の姿を見るの簡単ではないからです。
ですから「振り返り」を通して自らの姿を検証する時間をとってみましょう。