自己強化型ループ
組織や人の成長には「限界」があります。
その限界を引き起こす構造の一つ目「自己強化型ループ」です。
「自己強化型ループ」とは、あるものごとの原因と結果の変化に作用してフィードバックすること。
つまり、結果がある方向に変化したとき、ますますその方向に変化していく模様です。
売上から販売の例でイメージしてください。
自己強化型ループ
売上が上がれば利益が上がる
↓
利益が上がれば広告費を増やせる
↓
広告が増えれば販売が増える
↓
販売が増えれば売上が上がる
結果により好循環が生まれています。
しかし、この自己強化型ループは悪い結果の場合にも同じように作用し、悪い結果の場合は悪循環が生まれます。
好循環の時はより良く作用するつながりを探して好循環に拍車をかければ良いですが、悪循環の時は、必ず悪くしている理由が存在します。その部分を探し悪循環に歯止めをかけるようにしなくてはなりません。
バランス型ループ
成長の限界を引き起こす構造の2つ目「バランス型ループ」です。
これは、結果を変化させた後、その結果が原因で変化を打ち消すフィードバックです。
人口の増減を例にイメージしてください。
バランス型ループ
人口が増えれば死亡数は増える。
↓
死亡数が増えれば人口は減る。
ある要素からの影響で、逆の影響が起こるということになります。
ものごとには収束点があり、飽和状態になり結果が思うようにでなくなったりします。二つのループを理解し適切な判断を下す必要があります。
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