先日、社長から「お前は論理的思考スキルが出来ていない」と言われたBeginです。
でも論理的思考って何?具体的には?って思われた方、これから「論理的思考」について勉強したいと思っている方にぜひ読んで頂きたいと思います。
論理的思考はビジネスを成功に導く為にとても大事なスキルです。
どんな「完璧なスキル」を持っていても「論理的思考スキル」がなければビジネスの成功は極めて低くなります。いや、完璧なスキルも無意味になります。
例)掛け算の法則
・調理スキルが100あります。
・論理的思考スキルは0です。
「100 × 0 = 0(無意味)」
論理的思考
論理的とは・・・
・理にかなっている事
・論理を追い、きちんとした道筋を立てる事
わかり易く言い換えると「物事の因果関係が明らかである事」です。
論理的思考とは・・・
・因果関係を整理し順序立てて考えること。
・「ロジカルシンキング」とも言われる。
例えば、「夏になるとお腹が痛くなる・・・」と言われても「夏?」「お腹?」それぞれ何の関連があるのだろうと思いますよね?
そこで、「夏は冷たいモノを飲んだり食べたりするからお腹を下す」と言われたらどうでしょうか?因果関係が明らかになり、理解し易くなりましたよね。
上司に報告する際、部下に教育する際、顧客に説明する際、論理的思考で話すとより正確にわかり易く物事を伝える事ができるようになります。
さらに論理的思考は、ビジネスにおいて重要な「市場分析」「経営企画戦略」においても活用出来ます。
フェルミ推定
市場調査するなど行う際、一見予想もつかないような数字を要求される事は珍しくありません。
そんな場合でも論理的思考スキルを用いれば完璧までとは行きませんが、概算値を導きだす事が出来ます。それをフェルミ推定と言います。
フェルミ推定は、答えの正解不正解ではなく、考え方の正解不正解を見るモノ。
うどん屋の売上と利益
下記の情報はうどん屋の基本情報です。この店の「売上・利益」を分析しましょう。
座席数:13席
場所 :梅田駅付近
従業員:3人
価格 :650円
ここでは「正確な答え」が欲しいのではなく、導き出した答えの出し方が正しいかが重要です。ではその数字の導き出し方を下記の図で見ていきます。
このように少ないデータだけで概算の「売上・利益」を算出する事が出来ます。
繰り返しますが、大事なのは正解を出すことでななく、正しい考え方です。
下記の図はフェルミ推定のする際の基本データです。保存してご活用ください。
危険な思考法
先述した「フェルミ推定」は見えない数字を導き出せる良い思考法ですが、逆にビジネスにおいては危険な思考法を3つご紹介します。
思い込み思考
1つ目は思い込みの思考です。
「思い込みの思考」で代表的な例は「コペルニクス地動説」です。
*地動説については解りやすい記事があるのでリンクを貼らせて頂きます。
要するに「絶対にこうだ!」と思っていたものが「実際は違っていた」というもの。
この思考がビジネスでは非常に危険なのです。
人は事業を起こす際、当然思い入れも強くなります。
それ故に思い込みが激しくなり、視野が狭くなり、冷静さを欠き易くなりがちです。
分断思考
2つ目は分断思考です。
人は物事を下記の図のように2つ分けたがる傾向があります。
しかし、実際には図にも示しているように単純に2分化は出来ません。
なぜこの分断思考が危険なのかは下記をご覧ください。
◎飲食店を作る時、立地が大事という考え◎
立地が良い=交通量が多い →良い
立地が悪い=交通量が少ない →悪い
一見、交通量が多い事の方がメリットが多そうに思えますが、実際にそうでしょうか?
交通量が多い所は「家賃が高い」「人手が多くいる」といったデメリット。一方、少ない所は「家賃が安い」「人手が少なく済む」といったメリット。
このように一見良さそうに見えても実際にはデメリットが多かったりします。
ネガティブ本能
3つ目はネガティブ本能です。
大衆はネガティブな情報に反応する傾向があります。実際にメディアはこれを利用してネガティブな伝え方をしています。
見たままを疑いもせずに信じ込み感情に流されるのは危険。必ず裏付けを取り、真相を知る事がビジネスでは大事です。
まとめ
このようにビジネスを成功に導くには、論理的かつ感情に流されない思考を持ち、サービスの設計をしていく事が不可欠なのです。
皆さんのビジネスに少しでもお役に立てれば幸いです。
次回は具体的なサービスの組み立て方についてご紹介していきたいと思います。
最後まで見て頂きありがとうございました。
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