営業職の方また営業をした事がある方、こんな経験ありませんか?
営業先に・・・
→ 用事はないが、取り敢えず顔を出す。
上司から・・・
→ お客さんの所へは用事なくても行け。
でも、これって効果あるのかな?
そう思いながらも私は約10年間、何となくしてました。
根拠はないけど何となくやっている、上司に言われているから仕方なくやっている、意見は様々だと思います。
今回はその「何となく」「仕方なく」している『営業の顔出し』にフォーカスし、心理学的な内容でご紹介します。
✔︎ 営業で成果を上げたい方
✔︎ 無駄な事はしたくない方
✔︎ 根拠のある指導をしたい方
まず、結論から申し上げます。
「顔出し」は効果あります。
しかし、誰にでも、どんな場面でも万能の効果があるというわけではありません。
ですから、効果をきっちりと理解し、有効的に活用できるようにしましょう。
単純接触効果
営業における「顔出し」ですが、心理学的に証明されている効果があります。
「単純接触効果」と呼ばれる心理効果です。
人に何度も繰り返し接することで、その人に対し好感度や評価が高まる効果。
別名、ザイオンス効果といい、アメリカの心理学者ロバート・ザイオンスが提唱した心理効果です。
この効果はビジネスシーンではもちろんの事、恋愛などの人間関係においても効果があるとされています。
最初は興味がなかった人に対して、会う回数が増える度、知れば知るほどに好意を持つようになったという経験ないですか?
ビジネス活用
ビジネスシーンでは営業やマーケティングで活用する事が出来ます。
営業では冒頭に述べたような「顔出し営業」です。他にもテレビ広告、看板、チラシ、最近ではSNSもそれに該当します。
何度も営業先の人と会う事で、相手の警戒感がなくなり、好感度が高まり、受け入れていただけるようになります。
SNS活用
近年のビジネスで勝ち抜く為には、企業でも個人でもSNSアカウントを持たなければならないと言われています。
それも「単純接触効果」を期待しています。
人気のインスタグラマーはアップしない日が1日もないくらい、毎日ストーリーで投稿をアップしていないでしょうか?
恋愛活用
少しブレイクダウンで、日常生活の話です。
恋愛する時、同じ場所・同じ時間でよく会う相手を気になったりするのも「単純接触効果」の一種です。
もし、気になる人がいる場合はこの効果を意識して、会う回数を増やしてみてはいかがですか?
注意すべき落とし穴
単純接触効果は誰でも、どんな時でも効果がある訳ではないと言いました。
下記のような場合は、逆効果になる事があるので注意が必要です。
- 元々評価が低い相手
- すでに欠点を見破られている相手
- そもそも嫌われている相手
このような場合は効果を上げるどころか、亀裂に拍車を掛ける可能性があります。
好きか嫌いかを「判断された後」においてはほぼ効果がないと言えます。
人間関係は難しいなぁ・・・
最も効果的な方法
最後に単純接触効果の最も効果的な方法をご紹介します。
方法というより、効果的な会う回数です。
下記の図をご覧ください。
7回目が勝負?!
もし10回以上あっているのに商品・サービスを購入してくれない。好意の相手に振り向いてくれない・・・そんな場合は↓↓↓
相手ありきの事、『諦めが肝心』
まとめ
単純接触効果は効果を理解すれば、意図的に営業成績を上げる事が出来ます。
また、部下に指導する際も、根拠を持って指導できる為、知っていて損はありません。
是非、明日の生活から意識して活用してみてください。
しかし、1度拗らせた人間関係を修復する際には「逆効果」になる場合もあると覚えて行きましょう。時には諦めが必要な事も。。。
最後まで見て頂きありがとうございました。
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