私は悩んでいます・・・・
ビジネスアイデアをどのように形にしていいかわからない・・・
引き継いだ事業、これから成長させたいが、今の事業のビジネスモデルすら理解度が低い・・・
そもそも自分にはビジネスのセンスがないから形に出来ないんだ・・・
私は悩んだ挙句、「ビジネスモデルキャンバス」というモノに辿り着きました。
ビジネスモデルを9つの要素に分類し、それぞれがどのように関わりを持っているかを視覚的に示すモノです。
今回は、経営戦略をする際に重要なビジネスモデルの「全体把握の仕方」にフォーカスを当ててご紹介します。
ビジネスモデルキャンバス
時代の変化につれ、マーケティングも変化しています。
『製品主導』→『他社比較・差別化』→今は『顧客への提供価値 』、さらに進化し顧客の自己実現を叶えるマーケティングへ。
顧客にどんな価値を提供するかを設定する為には、ビジネスモデルを細かく分析し、確固たるビジネスモデルを構築する事が不可欠。
そのようなビジネスモデルを構築する上で『ビジネスモデルキャンバス(BMC)』というフレームワークが役に立ちます。
前提次項
ビジネスモデル構築には「ターゲット」「リソース」「コスト」等を設定しなければならない項目が9つあります。
重要なのは、その9つが独立する事なく結びついている事。1つが変化すれば他の8つも変化する為、9つを最適化させなくてはなりせん。
では順番にご説明します。
9つの要素解説
顧客
顧客はビジネスモデルの根幹です。
「誰に提供するか」「どんな顧客層が商品やサービスを使ってくれるか」を決めます。
価値
商品・サービスや事業の存在価値を決めるフェーズです。
顧客が抱えている「不」を解決するモノ。またなぜ顧客がその会社を選ぶのかという理由になります。
ここで重要になのは、自己満足でなく、本当に顧客の為になるかという事です。
販路
価値を届けるためのルートやPRする為の方法です。
「店舗型」「ネット販売」また告知は「オンライン」「オフライン」のどちらでするか等を決めます。
ターゲット層の行動をしっかりと把握し、ターゲット層に届ける事ができる最も効率的なやり方を意識しましょう。
関係
どのように顧客との関係を構築し、展開していくのかを設定します。
売り切りなのか、サブスクなのかのモデル構築は必須で、どのように新規顧客を増やし、既存顧客とどのように関わっていくかの方向性も明確にしましょう。
収益
事業で得られるお金の流れを決める重要なフェーズです。
顧客にとって、費用対効果が十分に得られるかどうかを主に考えます。支払いのタイミングや回収方法も明確にすると信頼性の高いビジネスモデルになります。
資源
事業を展開する際に必須の「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」を最適量に配置します。
多過ぎず、少な過ぎずの絶妙なバランスが重要になります。
活動
営業活動、マーケティング、システム開発等、事業をスムーズに進める為に必要な活動を決めましょう。
サービスからお金を産むビジネスモデルを構築する上で根幹になります。
協力者
ビジネスが多角化する中で、自社で完結するビジネスは効率的ではなくなっています。
外部委託や提携はビジネスを加速させる為には大切な事です。どのパートナーと組めばより効率的になるかを考えましょう。
コスト
利益を出す為にもコストは慎重に決める必要があります。
業務委託費、人件費、販管費などが該当。
9つに分けるとビジネスモデルを客観的な視点でも分析出来そう。
作成手順
下記の手順で構想を考えると効率的に作成出来ます。
ビジネスモデルは可視化できたけど、そもそも提案する価値と顧客は正確に結びついているのかな・・・
VPキャンバス
そんな時には下記のフレームワークを使います。
「提供する価値」と「顧客が求めるモノ」が一致しているかを確認する事ができます。
まとめ
私もそうであったように、自分が担当しているビジネスモデルすらボヤっとした理解をされている人は少なくなないのでは?
ビジネスモデルの構築、把握するには「ビジネスキャンバス」上の9つの要素を書き出すと可視化し易くなります。
提案する価値と顧客が正確に結びついているかを確認したい場合は「VPキャンバス」で行いましょう。
以上 「経営戦略の立て方」についてご紹介しました。皆さまのビジネスに少しでもお役立て出来れば幸いです。
最後まで見て頂きありがとうございました。
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