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@Begin’s blog

【Learning17】貸借対照表(B/S)の理解 〜重要な財務スキルPart2〜


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決算書の理解は経営者はもちろんの事、ビジネスマンも必須です。

【Learning15】【Learning16】では損益計算書(B/S)についてご紹介しました。

損益計算書とは一定期間の経営の成績表

それに対して、貸借対照表(B/S)は一時点の財務状態を表すモノ。

  • 期末時点で会社にある財産の状態。
  • 会社の資金の調達と運用状況。 

今回は重要な財務スキル『貸借対象表』についてご紹介します。

こんな方にオススメ

✔︎ 財務スキルを身に付けたい方

✔ ︎貸借対照表を理解したい方

✔︎ 投資先の資産状況を把握したい方

貸借対照表とは

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上記の図のように貸借対照表は大きく3つの区分(資産、負債、純資産)に分かれ,

左側の図が『運用』をしている資金を示し、右側が『調達』した資金を示します。

では「運用」側からご説明。

資産

会社は資産を運用し、お金を回収します。

回収のスピードに応じて、「流動資産」「固定資産」に分かれます。

流動資産

1年以内に現金化出来るもの

 

例)現金・売掛金・商品等

流動資産

1年を超えて保有するもの

 

例)建物・土地・備品等

分かれ目は1年という指標です。

次に「調達」側のご説明。

負債

調達側は「負債」「純資産」に分かれます。

「負債」には借入金などの返済義務があるものが含まれます。

また、資産と同様に負債も「流動負債」「固定負債」に分けられます。

流動負債

決済日から1年以内に返済する負債

 

例)買掛金・短期借入金等

流動負債

決済日から1年以上経て返済予定の負債

 

例)長期借入金等

こちらも分かれ目は1年という指標です。

純資産

純資産

そして「純資産」は会社が調達した資金のうち返済が不要なもの

 

例)利益剰余金・株主資本等

以上をまとめると下記の図になります。

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最後に簡単な『財務分析をします。

流動負債は1年以内に返済が必要な短期的な負債です。

その為、流動負債を上回る流動資産を有しているか否かで短期的な視点で財務上の安全性を見る事が出来ます。

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理想は200%と言われていますが、150%前後あれば上出来です。 

財務諸表と聞くと難しく感じ、目を背けがちですが一度理解してしまえば難しくはありません。

財務スキルを身につけるとビジネスマンとしての基礎力がグンと上がると思われますので必ず理解しておきましょう。

 

最後まで見て頂きありがとうございました。

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