困る質問・その1
なぜ売上が下がっているか分析しなさい。
うわ、面倒臭い・・・
どうやってすれば良いの?
困る質問・その2
なぜその結論に至ったのか説明しなさい。
何となくとは言えない・・・
でもうまく説明できない。
今回は上記のような面倒な質問にもロジカルに答える事ができるようになるフレームワークをご紹介します。
✔︎ロジカルに問題解決したい
✔︎ロジカルに物事を伝えたい
✔︎プチコンサルになりたい
ロジックツリー
まずは、質問1にように「売上減少」という課題・問題に対してロジカルな解決策を導き出したい時の方法をご紹介します。
ロジックツリーです。
課題・問題に対しての理由を掘り下げ、解決策を導き出す為の方法。
形がツリー状になっていることからその名がついています。
ロジックツリーの代表3種類を紹介します。
- Whatツリー
- Whyツリー
- Howツリー
Whatツリー(要素分解)
Whatツリーは物事の要素をどんどん分解していき、物事の要素を把握するツリーです。
選択肢の洗い出し・課題箇所の特定をする場合に使われます。
Whyツリー(原因追求)
Whyツリーはある問題に対して原因を列挙し、根本原因が何なのかを突き止める時に使われます。
Howツリー(解決策を探る)
Howツリーは解決したい問題に対して改善策を挙げていくツリーです。
これにより、問題に対して何をどのように行動すれば良いかを掴む事ができます。
以上、代表3つをご紹介しましたが、頭の片隅に置いて頂く程度で大丈夫です。
最終の目的は課題の解決策を見つける事。
下記のツリーのように①から始まり④で最善の答えを出せば良いだけ。
これで質問1の答えをロジカルに導き出せるぞ。
ピラミッドストラクチャー
次に質問2のように、主張に対してロジカルに理由を伝える為の根拠を見つけ出す方法をご紹介します。
ピラミッドストラクチャーという方法です。
伝えたい「結論」「主張」に対する根拠をピラミッド上に図式化するフレームワークです。
これを理解する事により、あなたは3つのメリットを得る事が出来ます。
✔ 主張の説得力が増す︎
✔ 物事を本質的に考えれる︎
☆ 会議を早く終わらせる︎事ができる?
あれっ?なぜ会議が関係あるの?
会議で結論が出ない、意見がまとまらないという経験をされた事ないでしょうか?
会議が長くなる原因は、後ほど紹介するピラミッドストラクチャーの頂点部分の「結論」について議論をしているからです。
結論に対して議論をしたところで個人の「思い」「感覚」のぶつけ合いで終わります。
本来会議で議論すべきは・・・
結論を支える「根拠」
そのことを頭に入れてピラミッドストラクチャーの作り方を見ていきましょう。
ピラミッドストラクチャーを作成する際に意識する「問いかけ」が2つあります。
- Why? →なぜ、そうなるの?
- So What? →だから、どうなるの?
Why? - なぜ、そうなるの?
「結論」に対して下方向にWhy?の問いかけをし根拠を見つけます。
So What? - だから、どうなるの?
一方で出た「根拠」対して上方向にSo What?の問いかけをします。
ここで大事なのは、Why?/So What?の関係が繋がっているかということ。
もし、繋がっていなければあなたの主張・結論は相手に伝わりません。
逆に関係がきっちりと成立していれば、相手に伝わり、説得力のある説明が出来るということです。
良い例を紹介します。
○○市場へ参入すべきだ
・○○市場は拡大しているから
・○○市場は競合が少ないから
・○○市場は自社の強みが生かせるから
これに対し、So What?で検証
・○○市場は拡大している
・○○市場は競合が少ない
・○○市場は自社の強みが生かせる
双方で繋がりがあるので説得力があります。
まとめ
「ロジックツリー」「ピラミッドストラクチャー」は構造が似ている為に混同してしまいがちです。
下記の図を覚えておきましょう。
何かを主張する際、問題の解決策を探る際にはロジカルに考える事が重要です。
ロジカルではない主張は相手に伝わり難く、ロジカルでない行動は時間の無駄使いになります。ぜひ今回ご紹介した「ロジックツリー」「ピラミッドストラクチャー」を活用してください。
そうすればあなたのビジネスはさらに加速するかもしれません。
以上 「誰でも簡単に答えを導ける思考法」についてご紹介しました。
皆さまのビジネスに少しでもお役立て出来れば幸いです。
最後まで見て頂きありがとうございました。
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