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@Begin’s blog

【色彩スキル】色の組み合わせは感覚だけでは失敗する?!知っておきたい色彩の基礎


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あなたが好きな色は何色?

私は紺色かなぁ〜

実は人がモノを買う時、84.7%の人が色を理由に購入を決定しているそうです。

逆を言うと色が気に入らないから購入に至らなかったとも言えます。

最近の例で言うと、コーヒーやコーラが透明になった事を覚えてますでしょうか?

実はかなり売れ行きが悪く、今ではほぼ見かけなくなりました。

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あれは、消費者がコーヒーやコーラに対する色のイメージとかけ離れていた結果、消費者に受け入れられなかったからではないかと言われています。

それほどに色は購買において大事な要素であるとご理解頂けるかと思います。

ということで今回は、知っておきたい色彩スキルについてご紹介したいと思います。

こんな方にオススメ

✔デザインの仕事を始めたい方︎

✔WEBページを作成している方︎

✔色彩知識を得たい方︎

潜在的イメージ

人は無意識の内に、潜在的に色に対してのイメージを持っています。

 

例えば・・・防火、禁止、停止、危険に対してどんな色をイメージしますか?

 

ですね。

また、注意喚起に対しては「黄色」というイメージがないでしょうか?

 

もう一つ例を挙げると、Googleで検索した際、青い文字を見ると何を想像しますか?

 

この文字です。

 

そう!リンクです。

私たちは無意識的、潜在的に青い文字=リンクだという認識の元でクリックしています。

あなたはここで注意しなくてはいけない事があります。

それは無闇に青色の文字を使うとユーザーはその文字がリンクであると勘違いする可能性があるという事です。

リンクであると思いクリックしたのに何もなかった・・・あなたがユーザーならなんて不親切なサイトだって思いませんか?

 

さらにWEB関連でもう一つ・・・

 

何らかのユーザー登録でパスワードを登録する際、下記のような色使いを見ませんか?

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このように日常の生活でも色彩のテクニックは色んな箇所で使われています。

次に色彩ネタを少しだけ詳しくご紹介します。

色彩知識

代表的な3つをご紹介します。

補色

補色とは、お互いの色を最も目立たせる色の組み合わせの事です。

下記の図の色相環で対面同士の色の事を指します。

 

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例えば、皆様が毎日利用しているであろうツールのLIN◯のロゴの色と通知の色は何色でしょうか?

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注意を促す為に目立つ補色にしています。

これとは逆で部屋のカラーコーディネイトは補色はなるべく避けたいモノです。

その際は補色をイメージすると煩くなく、落ち着きのある色合わせができるのではないでしょうか。

コントラスト

次にコントラストです。

コントラストとは対比のことを指します。

対比される内容は、明度(明るい・暗い)、彩度(鮮やかさ)などがあります。

コントラストが高いモノはメリハリがあり、はっきりくっきり見え、低いモノはメリハリがなく、ボヤッと見えます。

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ユーザー目線で考えるならコントラストが高い方が断然見やすいです。

彩度

最後に鮮やかさです。彩度とも言われます。

色の強さや鮮やかさを表し、彩度が高くなると純色に近づき、低くなると無彩色に近づきます。

花をイメージすると分かり易いです。

咲いたばかりの花は彩度が高く、枯れた花は彩度が低くなります。

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彩度が高いほど目を引く効果が高いです。

業界別カラー

業界別でも推奨の色使いが存在します。

例えば、教育業界では知性や落ち着きをイメージする青色系が使用されるケースが多く、飲食業界では食欲を唆る暖色系が採用されるケースが多いです。

医療や福祉では安心をイメージする緑色系が多かったりします。

一度あなたの関係する業界のカラーを意識して調べてみてください。 

オススメツール

ここまでご紹介したように、相手に何を見せる際、色使いはとても重要です。

もしデザイナーではない方が無闇に配色をする事はやめた方がいいでしょう。

でも色に対してのまだまだ知識は薄い…

ご安心ください。

Adobe Colorという便利なツールがあります。

まとめ

デザイナーでない方は感覚で色を選択しがちですが、感覚だけに頼ると良いモノ・良い文書でも最大限に相手に伝わらない可能性があります。

大事な事はユーザー目線で考えてを配色する事です。

ぜひ実践してみてください。