ワインを語れますか?
ワインと聞くとどんなイメージでしょうか・・・
- オシャレ?
- 高い?
- 品がある?
- ボジョレーヌーボー?
こんなあたりでしょうか。
一方で下記はどうでしょうか?
- ボルドー
- ブルゴーニュ
- ドンペリ
- シャンパン
商品の名前・・・かな?
という風によく聞くけど実際にはよくわからないというのが正直なところではないでしょうか。
ということで今回は別に知らなくても良いけど、知っていれば得する?良いカッコが出来る?「ワイン」の雑学についてご紹介します。
✔ワインが好きな方︎
✔ワイン通と繋がりたい方
✔ワインの蘊蓄を語りたい方︎
ワインの歴史
ワインの発祥は正式には不明だと言われていますが、紀元前3000年のエジプトの壁画にはブドウを収穫し、何やら壺のようなモノにブドウを入れているような絵が残されています。
この頃はワインというよりは、「ブドウ酒」といった扱いだったのでしょうか・・・
日本の歴史よりもワインの歴史は長いのですね。
そんなワインが広がるきっかけを作ったのはローマ帝国のシーザーだと言われています。ローマ帝国はヨーロッパの占領地を拡大すると同時に、占領地に葡萄畑を作らせ、ワイン作りを教えてと言われています。
そして有名な絵画、レオナルドダヴィンチの「最後の晩餐」ではワインが並べられています。
このように歴史の節々でも登場しているワインは、昔から何か特別なモノとして扱われていたのではないでしょうか。
OLD WORLDとNEW WORLD
ワインと言えば、歴史も語るようにヨーロッパというイメージが強いです。
まさにその通りで、フランス、イタリア、スペイン、ドイツは「OLD WORLD」と分類されています。
一方で反対語に「NEW WORLD」と分類されているものが、アメリカ、チリ、ニュージーランド、オーストラリア、日本、中国のワインです。
NEW WORLDの代表格アメリカワインについては後ほど触れる事にします。
ここで歴史と言えば必ず名前が出てくるある国が出てきていません。
イギリスです。
では、なぜ歴史上で多く語られるイギリスが「OLD WORLD」に名前を刻まれていないのでしょうか?
それは、イギリスは地域の天候上でブドウを育てることができない為。
イギリスは曇りが多く、ブドウを育てりために必要な日光の力を十分に受けれないのでブドウのみならず作物を育てることが難しい国なのです。
イギリス料理があまり美味しくないと言われているのはこの辺と少し関係があるかもしれませんね。
フランスワイン
高級なワインの産地と言えばフランスですが、 なぜフランスのワインは高級なのでしょうか?
それはフランスではAOC法という、ブドウの栽培方法や醸造方法などに規制をかけたからです。
フランスワインをブランディングしたわけですね。
一方で「イタリアワイン」はどこかカジュアルでフランクなイメージがありますね。
地域別
では次にフランスワインを地域別にご紹介。
一度は聞いたことあります?
細かく言えばもう地名があるのですが・・・
では順番に行きます。
ボルドー
服などではボルドーという色味は馴染みがあります。
別名ワインレッドとも言うでしょうか。
つまりボルドー=ワインという認識が自然とあるかと思います。
そんなボルドー地区ではワインの質をシャトー別で格付けをしました。
シャトーとはワインを作る蔵のことで、日本で言う酒蔵をイメージして頂ければ良いかと思います。
中でも有名なシャトーは下記です。
マルゴーは蔵の名前だったのですね。
- ラフィット
- ロスチャイルド
- マルゴー
- ラトュール
- オーブリオン
ブルゴーニュ
次にブルゴーニュ地区です。
ブルゴーニュ地区ではブドウが収穫される畑ごとにランクをつけました。
- ロマネコンティ
- ボジョレー
- シャブリ
ロマネコンティと言えば高級ワインの代名詞ですが、これはなんと畑の名前だったのです。
他にも日本では馴染み深い「ボジョレーヌーボー」もこのボジョレーの畑から出来たワインです。
シャンパーニュ
シャンパーニュ
シャンパーニュ・・・
シャンパン
そうです。泡立つワインのシャンパンが作られている地区になります。
代表格で言うと誰でも聞いたことがある「ドンペリニョン」です。
泡立つワインと言えばスパークリングワインもそうですが、シャンパーニュ地方で作られた泡立つワインのみがシャンパンと言う括りになるそうです。
シャンパーニュ地方はプライドがとても高く、気軽に「シャンパン」のワードを使うとクレームが入るとか入らないとか・・・
アルザス
アルザスと聞くとあまり馴染みがなく、初めて聞いた方も多い思います。
アルザスはドイツとの国境に面しており、「リースリング」というブドウの品種を栽培していることで知られています。
リースリングはアルザス地区だけの限定品種です。
プロヴァンス
最後にフランス南部に位置するプロヴァンスです。
ここの地区では「ロゼワイン」というワインを生産しています。
ロゼワインとは綺麗なピンク色のワインのことです。
ロゼワインはブドウの皮の漬け込み具合や、白ブドウ黒ぶどうの配合により作られます。
近年では綺麗な色をしていることからお洒落なモノを好むアメリカの富裕層に受けて 人気が上昇しているようです。
フランスワイン小ネタ
この年のワインは希少・・・
この年は出来が良い・・・
こんなことを耳にしませんか?
これには面白い理由があります。
フランスワインはブドウの栽培方法にとても厳しく、自然の天候のみで育てなくてはならないのです。
たとえ水不足の年があっても水をまいて水を足す行為はご法度。
だからその年毎のストーリーがあるわけです。
アメリカワイン
ワイン作りに規制が厳しいフランスとは対象的なアメリカワインをご紹介します。
アメリカは世界第4位のワイン生産国です。
そんなアメリカはワイン作りにルールは無用。
アメリカワインの生産地はカルフォルニアが90%を占めています。
カリフォルニアにワイン作りが普及した理由として面白いエピソードがあります。
1850年前後にゴールドラッシュが起きます。
皆、金を探し求め西海岸に集まったのですが、そこで金にあり付けなかった者たちが資金を稼ぐためにワイン作りを始めたことがきっかけだと言われています。
日照時間の長い西海岸はブドウ作りに適した土地だったのですね。
赤ワインと白ワイン
最後に赤ワインと白ワインのブドウの種類に触れておきます。
赤ワイン
- カルベネソーヴィニヨン
- ピノノワール
- メルロー
白ワイン
- シャルドネ
- ソーヴィニヨンブラン
- リースリング
通ブリたいなら、「ブドウの種類」「生産者」「年代」を指定してワインを注文するとすれば良いですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
普段何気なく飲んでいるワインですが、とても歴史が深く、面白いストーリーが溢れています。
今回ご紹介した内容はほんの一部に過ぎません。
気になる方はさらに深く調べて見てはいかがでしょうか?
飲み会でのネタが増えるかもしれませんよ。
最後までご覧いただきありがとうございました。