インサイトを意識した戦略を立てていますか?
インサイト?車??
消費者インサイト・顧客インサイトと言った言葉で使われるマーケティング用語です。
直訳すると「洞察」を意味します。
マーケティングにおいては「人を動かす隠れた心理」「無意識の心理」。
近年は、モノ・サービスは溢れています。かつてのようにモノ思考で戦略を考えていては勝ち抜けません。
今の時代は行動思考を意識して戦略を立てる必要があります。という事で今回は行動思考を意識した戦略についてご紹介します。
✔︎ 顧客を増やしたい方
✔︎ 収益を増やしたい方
インサイトマーケティング
先ほども触れたように、モノ・サービスが溢れている時代。
安くて高品質の商品を探す事も、そこまで苦労しなかったり、または同じような商品が多くあるという事も珍しくありません。
商品を提供する起業側も、かつてのように「需要を見つけてくる」から「需要から作り出す」に重点を置くようになっています。
つまり、消費者の声を聞くだけでは良い商品は生まれず、消費者自身も気づいていない『行動の背景』を意識しモノ・サービスを作らないと生き残れないという事です。
次は、インサイトマーケティングを活用した、成功事例をご紹介します。
インサイトマーケティングの例
皆さんお馴染みの日清食品「カップヌードル」の成功例です。
発売から45年を超えるヒット商品ですが、60才以上の購入は低迷していました。
そこで日清食品は、健康に配慮した減塩・低カロリーを打ち出した商品を開発しましたが、空振りに終わります。
しかし、60才以上の方のSNS投稿を見ていると健康食には程遠い、豪華な食事をしている投稿が多かったそうです。
つまり、健康は考慮しつつも美味しいものは食べたいという「消費者インサイト」の発見に至りました。
こうして生まれた商品が「カップヌードルリッチ」です。
フカヒレスープなど贅沢な味付け、通常の商品より高い価格設定でありながらも60才以上の消費者を中心ヒットし、発売7ヶ月で1,400万食を記録しました。
サンドイッチ法
インサイトではありませんが、消費者行動を意識した戦略をもう一つご紹介します。
商品・サービスは利益率の高い商品を売りたいのは当然の事です。
しかし、消費者にその意図が伝わると敬遠されてしまいます。
そんな時に「サンドイッチ法」が有効かつ効果的です。
レストランでのメニュー表
- Aコース:4,000円
- Bコース:6,000円
- Cコース:8,000円
*大多数が「Bコース」を選びます。
ITサービスのメニュー表
- ビギナープラン
- ベーシックプラン
- プレミアムプラン
*「ベーシックプラン」が1番選ばれます。
このように3つの選択肢を用意すると、真ん中を選ぶという心理が生まれます。
つまり、売りたい高利益の商品を真ん中に、尚且つその商品の品質を高める事でリピーターが獲得出来、継続的な利益の確保につなげる事が出来ます。
まとめ
今の時代、消費者行動の背景を意識した戦略がとて重要です。
消費者の「インサイト」を 発見し、そこにフォーカスした施策を打つ事により、消費者自身も気づいていなかったニーズが生まれます。
無意識で当たり前だと思っていたところにインサイトは存在します。
1度意識して探して見てはいかがでしょうか?
もしかすると、物凄い商品が生まれるかも知れませんよ。
以上 「消費者行動の背景を意識した戦略」についてご紹介しました。皆さまのビジネスに少しでもお役立て出来れば幸いです。
最後まで見て頂きありがとうございました。
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