会社経営に重要な決算書、 「損益計算書(P/L)」「貸借対照表(B/S)」「キャッシュフロー計算書(C/F)」、以前に(P/L) (C/F)には触れましたので今回は最後の1つ「貸借対照表(B/S)」について書きます。
貸借対照表とは・・・
1、期末時点での会社に存在する財産の状態を表すものです。
2、会社の資金の調達と運用状況を表します。
上記の図のように貸借対照表は大きく3つの区分(資産、負債、純資産)に分ける事が出来ます。
左側の図が「運用」をしている資金を示し、右側が「調達」した資金を示します。
では「運用」側からご説明します。
会社は資産を運用し、お金を回収します。その回収のスピードに応じて、「流動資産」
「固定資産」に分かれます。
流動資産・・・1年以内に現金化出来るもの(現金・売掛金・商品等)
固定資産・・・1年を超えて保有するもの (建物・土地・備品等)
つまり、分かれ目は1年という指標になります。
次に「調達」側をご説明します。
調達側は「負債」「純資産」に分かれます。
「負債」には借入金などの返済義務があるものが含まれます。また、資産と同様に負債も「流動負債」「固定負債」に分けられます。
流動負債・・・決済日から1年以内に返済する負債 (買掛金・短期借入金等)
固定負債・・・決済日から1年以上かけて返済予定の負債(長期借入金等)
こちらも分かれ目は1年という指標になります。
そして「純資産」は会社が調達した資金のうち返済が不要なものです。(利益剰余金・株主資本等)が含まれます。
以上をまとめると下記の図になります。
最後に簡単な財務分析をします。
流動負債は1年以内に返済が必要な短期的な負債でした。その為、流動負債を上回る流動資産を有しているか否かで短期的な視点で財務上の安全性を見る事が出来ます。
理想は200%と言われていますが、150%前後あれば良いです。
財務諸表と聞くと難しく感じ、目を背けがちですが一度理解してしまえばビジネスマンとしての基礎力がグンと上がると思われますので日々触れるようにしましょう。
最後まで見て頂きありがとうございました。
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