商品を変えずに商品の価値を上げましょう。
えっ?!意味がわからない・・・
当然そう思いますね。
「顧客満足度」という言葉、少し前に流行りましたが、最近は耳にしませんよね?
なぜでしょうか・・・
今は買い手より売り手の方が多い時代です。それゆえ、技術争い・サービス争いが過激になり、その結果、提供する商品やサービスが限界値に達したからです。
大抵の場合、サービス競争・価格競争になった場合は資金力のある大手に軍配があがります。
1例えば同じものを独自のECサイトで販売してアマゾンや楽天に勝てますか?
答えは「NO」です。
つまり、大手と同じ土俵で戦っていては勝ち目は0に等しいということ・・・
では我々のような零細企業に勝ち目はないのでしょうか?
ということで今回はどうすれば我々のような中小零細企業が市場で存在価値を見出せるのかをご紹介します。
商品・サービスの外部環境
冒頭にも言ったように商品自体を磨いても大手がその気になれば勝ち目はほぼありません・・・
アマゾンのように莫大な商品数があるにも関わらず、注文すれば翌日には商品が届く、このようなサービスは中小企業では可能でしょうか?
限りなく不可能に近いです。
ではどうすればよいのか?
答えは商品・サービスを取り巻く外部環境を変えることこそが我々が市場で存在価値を見出せる唯一の方法です。
今回は3つ紹介します。
時間を変える
今や誰もが知っている「UNIQLO」ですが、このUNIQLOもかつては広島の商店街の小さな店舗からスタートした企業です。
まだUNIQLOが広島の商店街にいる時代、下記のような方法で存在価値を見出したそうです。
ターゲット層に合わせ開店時間を変更
具体的には、業界の常識とされていた11時オープンを大幅に繰り上げ、朝の6時オープンに変えました。
こうすることにより今までは買い物が出来なかった学生やサラリーマンを取り込んだと言われています。
下記のイラストを参考に自分に置き換えて施策を考えてみましょう。
例えば・・・
- 深夜の美容室
- 深夜のカフェ
- 朝ヨガ
この他にも営業時間を少なくし、希少性を出すという施策もあります。
名前を変える
すべての商品には「使用用途」あります。
それを把握した上で使用用途に合わせて商品・サービスの名前を変えましょう。
名前というのはとても重要です。
名前を変えてヒットした商品は・・・
- キットカット
- 鼻セレブ
他にも地域の名前を入れた商品名等も効果的です。
場所を変える
これは当たり前の話ですが、売る場所を考えることです。
需要が少ないまたは競合が多い場所では市場価値は低くなります。
安い地域で仕入れて高く売れる地域で売るという行為。
場所を変えること、場所を考慮することその場所にないものを売る戦略のという行為は基本ですが案外見落としがちだったりもしますので一度見直しみてください。
まとめ
商品・サービスは溢れている時代です。
商品・サービスの質を上げることも悪くはないですが、それには限界があります。またそれをすることで大手と競合した場合は勝てますか?
それらを考慮し、今回ご紹介したように商品を変えずに取り巻く外部環境を変えることを意識してみましょう。
大事なことは「商品価値」を変えることです。
明日から実践してみましょう。