事業アイデアが頭に浮かび、そのアイデアを論理的思考法で精査を行った次は、提案用資料に落とし込む作業になります。
今回は提案書・企画書作成のポイントをご紹介します。ビジネスマンが作成する提案資料は大きく3種類あります。「クライアント向け」「社内向け」「投資家向け」の3種類ですが、今回はビジネスマンにとって不可欠な「クライアント向け」に絞りご紹介します。
他の「社内向け」ですが、社内用のプレゼン資料はそこまで作り込んだ資料は不要と考えているので触れません。3つ目の「投資家向け」ですが、投資家はビジネスに対しての視点がそもそも違いますので今回は置いておきます。
冒頭で触れた論理的思考については過去の記事でご紹介しています。
資料は効率的に
プレゼンの際は必ず資料が必要になります。その資料作成の為にそれなりの時間を費やしている方は多いのではないでしょうか?
しかし、プレゼン用の「資料」自体はお金を生みません。資料はあくまで売上を作る為に必要な一部に過ぎません。つまり、資料作成に多くの時間を費やすのは効率的とは言えません。
*下記は契約までの流れです。
それならその作業を効率的に行い、時間を有効活用した方が良いですよね。
では提案書作成の効率的な作成の流れをご紹介していきます。
提案書作成の流れ
まずクライアント向けの提案書を作成する際、忘れがちになるモノがあります。それは「目次」です。
なぜならプレゼンしている際、どこの項目のことを話しているのかをクライアントに把握(迷子にならないように)してもらう為です。必ずつけましょう。
*「課題の定義」の項目でサンプル画像あります。
結論
ではプレゼン内容の順番です。ポイントは「結論」から話す事です。 これはBFABの法則という、話す順番の理論を用いています。
BFABを簡単に言えば、結論(相手の利益になる事)から先に話す事により、相手に興味を与えさせるという事です。BFABについて詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
課題の定義
現状での課題を分析し定義します。プレゼンではクライアントの「課題」に対しての解決策を提案している訳ですから、「課題」から入る事は重要です。
対話例
御社の課題はこの3つだと思います。なぜなら〜だからです。
*ここでは忘れずに「目次」をつけましょう。
課題解決スケジュール
定義した課題の解決までをスケジュール化して説明します。ここではなぜこのようなスケジュールなのかを、相手がイメージし易いように心掛けます。
課題毎の解決策提案
定義した課題解決への具体策を説明します。ここでは資料例はないですが、必ず分かり易くまとめたモノを作成しましょう。
結論
最初に話した結論を確認の為に再度話す。
コスト提案・見積
ここまできて最後にコストの提案・見積の提示をします。他社・競合とのコスト比較も資料に入れると説得力が増します。
まとめ
このように資料作成の際は今回ご紹介した流れに沿った提案資料のフォーマットを用意し、それに沿って内容を当てはめていくと資料作成作業を効率化出来ると思います。
プレゼンする際、相手先の担当者が決済者ならば問題ないのですが、担当者は決済者でない事の方が多いのではないでしょうか?
そのような場合は、担当者が決済者にいかに分かり易く説明出来るように伝えるという事も意識しておく事が重要です。
以上 提案書企画書の作成手順についてご紹介しました皆さまのビジネスに少しでもお役立て出来れば幸いです。
最後まで見て頂きありがとうございました。
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